2021年末挨拶

とても濃い2021年だったように思います。⁡

会社員を辞めた時期とコロナが重なり、タイミングをずーっと見計らっていましたが、今年4月、ようやく決心がつき、なんとかお店をオープンすることができました。

⁡振り返ると思うことはいくつもあるんですが、、、⁡

まずは場所のお話。

⁡私が初めてこの古民家と出会ったとき、小さなお店ができる場所をそれまでずっと探していたんですが、、、⁡

ちょっと怪しげな小道を入って突き当たりのドアを開けた時の感動。築70年という、たくさんの時間の流れの中でしか生まれてこないこの空気感や存在感。この建物と出会った頃の最初の印象を今でも鮮明に覚えています。

⁡こんな素敵な空間を使わせていただくことが決まった際、ここを一人で使うのはもったいない、という率直な思いが生まれました。物販だけでなく、たくさんの人が集って、ここで何かしら時を過ごせるような場所にしたいと思うようにもなりました。
同じ価値観を持った人たちとここで過ごした方が、この空間は生きると思ったから。

⁡それが今のワークショップ開催という形へと繋がり、また来年に向けて、自分だけで完結しない建物との交わり方、この模索が2022年も続いていきます。

⁡⁡そして私がこのお店をオープンさせる前のことですが、何度か転職し、様々な職場を経験してきました。中でも、場所を構えて、腰を据えて、事業をする。そんなとある方の姿を拝見して、これって結構大事なことかもなーと思っていました。業者も、友人も、約束があったり、無かったり、形は様々。けど、会う場所をあえて決めなくても、会える場所が必ずそこにあること。⁡

確かに今はノマドやアドレスホッパーなど、自分のベース基地を持たずに(最低限にして)働いたり暮らしたりするスタンスがとても多く見られます。そんな中、あえて自分の場所を持つことで、私なりの新しい出会い方や日々の暮らし方に思う所がありました。

⁡まずひとつ、大きな想いがあって、、今まで知り合って来た方や仲よかった友達、お世話になった方々など、心にはずっと残っているけど、現実的になかなか会えなかった人たちと、もう一度会いたい。
そして、それを気兼ねなく会える環境を作りたいという気持ちがありました。

⁡友人や知人と会う時って主に約束して、場所を決めて、ある程度「目的」としないとなかなか会うのって難しい。けど、私ここにいるから、いつでも都合のいいときに会いに来て(口に出してはないけど)、、、そんなスタンスをつくりたい思いました。会うことへのハードルをちょっとだけ下げる作業。

⁡こうすることで自分のスケジュールは多少あって無いようなものになるけど、そういうゆるい会い方っていうのが私には性に合うようで。それが本当に相まったかは分かりませんが、今まで会いたかった方たちにたくさん再会できた2021年になりました。

⁡会える場所を持つって私にとってとても大きなことでした。⁡⁡

そしてそれは新しく出会った方にもつながるものとなりました。
これが2つ目のお話。

⁡今年のもう一つの大事なことは、やはり自分の想いを発信することでお店に足を運んでくれ、新しく出会わせてくれたお客様たちのことです。⁡

ネットショップのみでやっているときとは大違いで、場所を構える=素性を晒し、また提供するものへの責任もより感じさせるものへと変化しました。
私自身、責任自体はネットショップのみの時となんら変わっていません。過去も今も、同じ責任感のもと、動いていますが、その姿をお客様に見せられる環境へと変わったことがとても大きかったように思います。⁡

先ほどの都合のいいときにきて欲しいスタンスがここでも相まって、よりたくさんお話する機会も得ました。営業中、カフェ運営こそしていませんが、長居してくれるお客様がいると、居心地が良いと思ってくれてるのかなーと嬉しくなります。ときに(いやもっと)営業時間外に遊びに来てくれる方も結構いらして(笑)お茶したりお酒を飲み交わしたりw ⁡

同じモノやコトが好きな方達と対面し、それについてたくさんの話をしました。
これは予想以上でしたが、お客様と店員、というよりちゃんと人と人として向き合い、こういう暮らしや過ごし方、考え方っていいねって言い合える関係の方たちができたことは、今後の私の大きな糧になりました。今まではネット上でもがいていましたが、類友というか、価値観を共有できる方たちがこんなにも身近にいたんですね。今年の出会いに心から感謝しています。⁡⁡

大変な2021年でしたが、控えめに言って、私にとって人生の分岐点となり、またたくさんの出会いや再会があったとても充実した1年となりました。⁡

今年、ここに携わってくれた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。⁡

来年も、いろいろこんなことしたいなーと妄想しています。
まだまだ形になっていないものもたくさんありますが、今後もこのスタンスは変えず、GREENLife JOURNALを続けていけたらなと考えています。⁡

2022年もどうかよろしくお願いします。
良いお年を。

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